2021年02月24日
令和3年2月12日開催の組合会において、令和3年度の健康保険料率・介護保険料率等が承認されましたので、ご報告致します。
「令和3年度以降の財政状況」
令和3年度は、前期高齢者納付金を中心とした高齢者医療制度への拠出金が大幅に増加し、加入者の医療費の支払いに充てる
保険給付費を加えた経常支出は、49.7億円(対前年+10.4億円)となります。
この急激な支出の増加に対し、現在の健康保険料収入では到底賄いきれず、経常収支の赤字は▲11.5億円となり、この赤字
解消のため、過去から積み立ててきた別途積立金を取崩して対応することとなりました。
ただ、令和4年度以降も前期高齢者納付金の高水準の拠出が続くことが見込まれるため、今から対策を講じなければ健保解散
も想定される事態となります。
なお、介護保険についても、介護納付金が令和2年度435百万円、令和3年度480百万円と45百万円の増加となります。
<前期高齢者給付金の状況>
令和元年度 令和2年度 令和3年度 令和4年度(見込)
8.7億円 9.9億円 19.4億円 17.5億円
「審議結果」
1.保険料率の改定
[負担割合] 現行通り
健康保険料 90/1000 → 95/1000(+5/1000) 被保険者43.6%、事業主56.4%
介護保険料 16/1000 → 19/1000(+3/1000) 被保険者 50%、事業主 50%
【令和2年度】 【令和3年度】
健康保険料率 介護保険料率 健康保険料率 介護保険料率
被保険者負担 39.24/1000 8.00/1000 被保険者負担 41.42/1000 9.50/1000
事業主負担 50.76/1000 8.00/1000 事業主負担 53.58/1000 9.50/1000
合 計 90.00/1000 16.00/1000 合 計 95.00/1000 19.00/1000
2.宝塚蜻蛉荘・びわこ蜻蛉荘の閉館
毎年70百万円の赤字であり、この赤字は保険料率の約0.2%(2/1000)に相当します。令和3年度からの財政状況下で
は保養所を維持するための支出継続が難しく、令和3年9月30日をもって閉館とさせて頂きます。
被保険者や事業主には、ご負担をかけることとなり、誠に申し訳ありませんが、状況をご理解頂きたく、よろしくお願い
致します。
予算概要と新保険料月額表は添付をご参照ください。