ヤンマー健康保険組合

健診結果の見かた・活かしかた

健診結果、確認していますか?
健診は今のあなたの体の状態を知るためのきっかけのひとつです。受けて終わりにするのではなく、結果をきちんと確認して、その後の生活に活かすことではじめて意味のあるものとなります。
健診結果で「異常あり」と判断されたら、それは病気に近づいているというサインです。病気を防ぐチャンスととらえ、生活習慣の改善に取り組みましょう!

検査項目・判定値
区分 検査項目 保健指導判定値※1 受診勧奨判定値※2 疑われる病気
診察等 質問(問診) - -
理学的所見(身体診察) - -
身体計測 身長 - -
体重 - - 肥満
肥満度 BMI 25.0以上 - 肥満
腹囲 男性 85cm以上
女性 90cm以上
- 内臓脂肪型肥満
血圧 収縮期血圧 130mmHg以上 140mmHg以上 高血圧、低血圧
拡張期血圧 85mmHg以上 90mmHg以上
脂質 中性脂肪 150mg/dL以上 300mg/dL以上 脂質異常、動脈硬化
HDLコレステロール 39mg/dL以下 34mg/dL以下
LDLコレステロール 120mg/dL以上 140mg/dL以上
肝機能 AST(GOT) 31U/L以上 51U/L以上 肝疾患・心筋疾患
ALT(GPT) 31U/L以上 51U/L以上 肝疾患
γ-GT(γ-GTP) 51U/L以上 101U/L以上 アルコール性肝疾患
代謝系 空腹時血糖★ 100mg/dL以上 126mg/dL以上 糖尿病
ヘモグロビンA1c★ 5.6%以上
(NGSP値)
6.5%以上
(NGSP値)
尿糖 - - 糖尿病・腎疾患
血液一般 ヘマトクリット値 - - 貧血
血色素測定 男性 13.0g/dL以下
女性 12.0g/dL以下
男性 12.0g/dL以下
女性 11.0g/dL以下
赤血球数 - -
尿・腎機能 尿たんぱく - - 腎疾患・尿路疾患
心機能 心電図検査 - - 心疾患
眼底 眼底検査 - - 緑内障、高血圧、糖尿病、動脈硬化

出典:「標準的な健診・健診指導プログラム【平成30年度版】」(厚生労働省)

  • ※1 保健指導判定値:特定保健指導の対象となる数値です。生活習慣を改善することで、病気を防ぐことができます。
  • ※2 受診勧奨判定値:各検査項目において関係学会では「病気」と判断される数値です。受診勧奨判定値を超えたからといって、すぐに薬物治療が始まるわけではなく、まずは生活習慣改善の指導が行われます。

★の検査項目はどちらか一方のみ受けるだけでよい。

肥満度をチェック!

BMI(Body Mass Index)保健指導判定値 25.0以上
BMI(Body Mass Index)とは、身長と体重から算出する肥満度の指数です。
BMI=体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))
★BMI22のときが標準体重とされており、最も病気になりにくい体重であるとされています。
標準体重=身長(m)×身長(m)×22
腹囲保健指導判定値 男性85cm/女性90cm以上
内臓脂肪型肥満を判定することができます。
※おへそまわりを測ります。
メタボリックシンドローム
メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪型肥満に高血圧、高血糖、脂質代謝異常が組み合わさった状態です。これらの危険因子が重なると、動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まります。

●メタボリックシンドロームの判定基準

腹囲(おへそまわり)
男性85cm以上 女性90cm以上
次の2項目以上に当てはまる
脂質 中性脂肪150mg/dL または HDLコレステロール40mg/dL未満
血圧 収縮期血圧130mmHg以上 または 拡張期血圧85mmHg以上
血糖 空腹時血糖110mg/dL以上 または ヘモグロビンA1c 6.0%以上(NGSP値)※
  • ※特定保健指導対象者の基準は、空腹時血糖100mg/dL以上、ヘモグロビンA1c 5.6%以上(NGSP値)となります。

生活習慣改善のポイント

  • こまめに体を動かす
  • できるだけ階段を使う
  • 歩く時間や回数を増やす
  • 食べすぎない
  • バランスよく食べる
  • お酒を控える
生活習慣改善のポイント01

血圧をチェック!

血圧保健指導判定値 130mmHg以上/85mmHg以上
心臓が収縮して血液を送り出すときに血管にかかる圧力を収縮期血圧、心臓が拡張し血液が心臓に戻るときの圧力を拡張期血圧といいます。血圧が高い状態が続くと、血管や心臓に負担がかかり、動脈硬化の進行を早めます。動脈硬化が進行すると、脳卒中や心筋梗塞、狭心症の発症リスクを高めます。

生活習慣改善のポイント

  • 塩分を控え、バランスよく食べる
  • お酒を控える
  • 禁煙する
  • ストレスをためない
  • 肥満を改善する
  • 定期的に血圧を測定する
生活習慣改善のポイント02

脂質をチェック!

以下に当てはまる人は要注意。動脈硬化につながる脂質異常のリスクがあります
中性脂肪値が高い HDLコレステロール値が低い LDLコレステロール値が高い

中性脂肪保健指導判定値 150mg/dL以上
体に必要なエネルギーですが、多すぎると脂質異常をきたし、動脈硬化を引き起こす要因となります。
HDLコレステロール保健指導判定値 39mg/dL以下
全身の余分なコレステロールを回収して、肝臓へ戻す役割があり、善玉コレステロールと呼ばれます。HDLコレステロールが少ないと脂質異常の可能性があり、動脈硬化を引き起こす要因となります。
LDLコレステロール保健指導判定値 120mg/dL以上
肝臓で作られたコレステロールを全身に運ぶ役割があり、悪玉コレステロールと呼ばれます。LDLコレステロールが多いと脂質異常の可能性があり、動脈硬化を引き起こす要因となります。

生活習慣改善のポイント

  • 1日3回規則正しく食べる
  • 脂肪の摂取量を減らす
    (脂身の多い肉や高コレステロール食品、加工食品を控えるなど)
  • 野菜を多めに食べる
  • こまめに体を動かす
  • 肥満を改善する
  • ストレスをためない
  • 禁煙する
生活習慣改善のポイント03

肝機能をチェック!

γ-GT(γ-GTP)保健指導判定値 51U/L以上
たんぱく質を分解する酵素で肝臓や胆管などの細胞に存在します。飲酒量が多いときや、肝臓の異常、胆道の閉塞があるとき、血液中に増加します。
AST(GOT)・ALT(GPT)保健指導判定値 31U/L以上
AST・ALTとも肝臓の細胞に含まれる酵素です。肝臓に異常があると血液中に増加します。

生活習慣改善のポイント

  • 1日3回規則正しく食べる
  • 肥満を改善する
  • お酒を控える
    (治療が必要な場合は医師の指示に従う)
  • 十分な睡眠をとる
生活習慣改善のポイント04

代謝系をチェック!

糖尿病のリスクがわかります

空腹時血糖保健指導判定値 100mg/dL以上
一定時間食事をとらない状態で測った血液中のブドウ糖濃度です。
ヘモグロビンA1c保健指導判定値 5.6%以上(NGSP値)
赤血球中のヘモグロビンとブドウ糖が結合したもので、過去1~2カ月の血糖状態がわかります。
尿糖
尿糖とは、血液中のブドウ糖が尿中に排泄されたものです。血糖値が高いと、腎臓でのブドウ糖の再吸収が追いつかず、尿中にブドウ糖が出てきます。

生活習慣改善のポイント

  • 1日3回規則正しく食べる
  • 野菜を多めに食べる
  • 炭水化物をとりすぎない
  • 果物やお菓子などの甘いものを控える
  • 肥満を改善する
生活習慣改善のポイント05

血液一般をチェック!

ヘマトクリット値基準値(参考値) 男性42~52%/女性37~47%
血液中の血球(赤血球・白血球・血小板)の割合を示す数値です。基準値より低い場合は、貧血の可能性があります。
血色素量保健指導判定値 男性 13.0g/dL以下/女性 12.0g/dL以下
血色素は赤血球の成分で、ヘモグロビンとも呼ばれます。血液が酸素を運ぶ能力は血色素量に比例します。血色素量が少ないと、酸素が全身に行きわたらず、貧血を起こす可能性があります。
赤血球数基準値(参考値) 男性400~540万μL/女性350~500万μL
赤血球は血液の主成分で、全身に酸素を運び、不要となった二酸化炭素を運び出します。基準値より低い場合は、貧血の可能性があります。

生活習慣改善のポイント

  • 鉄分が多く含まれるものを積極的にとる
    (レバー、ひじき、あさり、緑黄色野菜など)
  • 無理なダイエットをしない
  • 1日3回規則正しく食べる
  • バランスよく食べる
  • 十分な睡眠をとる
生活習慣改善のポイント06

尿・腎機能をチェック!

尿たんぱく
尿たんぱくとは、尿中に含まれるたんぱく質です。通常、尿中にたんぱく質が混じることはありませんが、腎臓に異常があると尿中にたんぱく質が混ざり、検査で陽性と判定されます。

生活習慣改善のポイント

  • 塩分を控え、バランスよく食べる
  • お酒を控える
  • 禁煙する
  • こまめに体を動かし、血流をよくする
生活習慣改善のポイント07

心機能をチェック!

心電図
心電図検査は必要な箇所に電極をつけ、心臓が拍動する際に発する電気信号を波の形で記録する検査です。その波の形や波長などから、心臓に異常がないか調べます。

眼底をチェック!

眼底検査
眼底は血管の状態が直接観察できる唯一の場所です。眼底検査は目の病気だけでなく、生活習慣病や動脈硬化など全身の病気の発見にも役立ちます。